遼 作戦変更ピタリ!L字→センター、逆手→順手でグリーンに対応

[ 2015年12月4日 05:30 ]

5番、パットが外れ悔しそうな石川

男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第1日

(12月3日 東京都稲城市・東京よみうりカントリークラブ=7023ヤード、パー70)
 大胆な決断が奏功した。石川は前日までL字型のマレットパターを使用していたが、この日の朝に急きょ、センターシャフトのマレットパターに変更。グリップもクロスハンドから順手に戻し4番で4メートルのバーディーパットを沈めるなど順調にスコアを伸ばした。最も難易度が高かった18番パー3は新投入の3Iでピン右5メートルに乗せてパーでしのぎ「良い締め方ができた」と喜んだ。

 2位だった先週に使ったL字型パターは「フェースローテーションした方が打ちやすいパターなので、そこで少し感覚的になりすぎていた」。そこで、よりオートマチックなストロークができるセンターシャフトのパターを投入。かつ「曲がるラインは順手の方がタッチが出やすい」と柔軟な作戦変更がピタリとはまった。「車の中に念のために入れておいて良かった」と笑みを浮かべた。

 この日は永野、今平と同組。「20代で日本ツアーを引っ張っている2人なので、とても刺激を受けた」という。その中でも一番良いスコアで回り、実力を証明。悲願の日本タイトル奪取へ「あすが大事になる」と気を引き締めた。

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2015年12月4日のニュース