高橋大輔氏 300点超えの羽生称賛「時代が変わった もう戻れない」

[ 2015年11月30日 12:20 ]

「マルチダイナミックヒーター」トークイベントに出席した高橋大輔氏

 昨年10月に現役を引退したフィギュアスケーターの高橋大輔氏(29)が30日、都内で行われた「マルチダイナミックヒーター(MDHEATER)」のトークイベントに出席した。

 GPシリーズ最終戦のNHK杯をニュースなどで見たという高橋は、羽生結弦(20)が史上初めて合計300点を超える322・40点で優勝したことについて感想を求められると「ショートの時からすごい点数でビックリしましたけど、フリーでまたすごい点数で、頑張っているなって思いました」と称え「(現役の頃と)時代は変わったなって、つくづく感じていますね。すごい戦いになってきているので、もう戻れないなと思います」と苦笑いした。

 さらに「(羽生が)前半は調子が悪かったみたいで、下からもどんどん上がってきて、追われる立場で気が付かないうちにストレスも溜まっていたと思うので、それを乗り越えてこの点数が出たというのは、彼が一生懸命練習して頑張ってきた対価なんじゃないかなと思います」と分析した。

 一方、3位に終わった浅田真央(25)については「彼女の中で吹っ切れているのかなというか、迷いがなく進んでいる感じが演技や滑りを見ていて感じたりして、体も絞れて、落ち着いている中に闘志があるような表情をしているので、現役復帰という選択はよかったのかなと、喋ってはいないので画面を通して感じました」と印象を語った。

 さらにGPファイナルに向けて「悔いの残らないように1試合1試合やってもらえたらなと言うのが一番です」とエールを送った。

 今年春からアメリカのニューヨークにて語学・ダンス留学中の高橋は、ニューヨークでの生活について聞かれると「楽しんでやっていますね。特に新しいことはしていないです」と答え、どんな1日を過ごしているかとの問いには「語学学校に行ったり、ダンスの練習やスケートの練習をしているくらいで、たまにミュージアムに行ったり、イベントに行ったりしています」と明かした。なお、英語の上達具合を聞かれると「なかなか短期間では難しいなって感じていますね」と苦戦している様子だった。

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2015年11月30日のニュース