2020年へ北京五輪競泳銅の宮下氏「3C」の大切さ語る

[ 2015年11月29日 18:15 ]

オリンピック・パラリンピックについて熱く話す宮下純一氏

 北京五輪・男子競泳銅メダリストで、現在はスポーツキャスターとして活躍中の宮下純一氏(32)が28日、東京・青海の東京国際交流館で行われた「~2020年につなげよう~江東湾岸まつり2015」のパネルディスカッションにゲスト出演した。

 イベントは、江東区観光協会が主催した未来へと変化する江東区の今を体験し、湾岸エリアの新しい魅力を自由な感性で楽しむもので28、29の2日間開催した。

 オープニングセレモニーの目玉として行われたパネルディスカッションは「2020年につなげよう」をテーマに宮下氏と、8月にイタリア・ミラノで行われたパラカヌー世界選手権に日本代表として出場した同区出身の諏訪正晃選手(30)、瀬立モニカ選手(17)をはじめ、同区内にある武蔵野大学スポーツマネジメントゼミでゼミ長を務める佐藤なつきさんが出演。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて熱いトークを交わした。

 宮下氏はあいさつの冒頭で、5歳の頃に水泳を始めたきっかけとして「呼吸器系が弱かった訳でなく、小さい頃にお風呂に入れなかったので、お母さんがお風呂に入れるようにするために水泳を始めたそうです」というエピソードを披露。「お風呂に入れなかった男の子が夢を持つきっかけとなったのがオリンピックでした。そして、メダルを獲ることができました。オリンピックは選手として出るものだと思いますし、ボランティアとして参加するものだと思います」とオリンピックがもたらす効果について宮下氏は話した。

 最後に「2020年の開催が決まり、選手はもちろん、応援する方々の意識が大きく変わってきたと感じていますし、江東区は多くの方をお迎えする立場にあると思います。自分はよく大事な言葉で“C”hallenge、“C”hange、そして“C”hanceの“3C”があると。2020年がゴールにならず、その先で江東区、そして日本が盛り上がっていくような大会にすることが大切だと思います」と宮下氏は熱いメッセージを伝え、パネルディスカッションは終了した。

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