浅見HC「感謝」中村主将「すべて報われた」…歓喜のサクラセブンズ

[ 2015年11月29日 17:23 ]

<7人制女子ラグビーリオ予選決勝 日本・カザフスタン>胴上げされる浅見HC
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7人制ラグビー リオデジャネイロ五輪アジア予選日本大会最終日 日本14―7カザフスタン

(11月29日 秩父宮)
 五輪切符獲得を知らせるノーサイドの笛が響きわたり、ピッチのあちこちで歓喜の抱擁を繰り広げたサクラセブンズ。浅見ヘッドコーチ(HC)が「最後に勝てたのは、ファンや関係者のおかげ」と感謝の言葉を口にすると、チームを引っ張った中村主将は感極まった様子でその後をつないだ。「苦しい4年間だったが、この一瞬のためにやってきた。すべてが報われました」

 引き分け以上で五輪出場が決まったこの日の1次リーグ最終戦のカザフスタン戦で、まさかの逆転負け。決勝戦では、同じ相手に連敗することなど考えていなかった。1トライ1ゴールの7点リードで前半を折り返したものの、後半開始早々に同点に。それでも動じることなく泥臭くボールに食らいつくと、迎えた後半7分、小出が30メートルを独走してトライ。リオ切符を引き寄せた。

 「世界の舞台で接戦を繰り返し、負けを経験したことでメンタルが成長した」と勝ち切った要因を分析した中村主将。浅見HCもリオでの戦いを見据え「決勝戦のような、粘り強さや、ひたむきさを見せていければ」と力強く話した。

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