宮原、自己最高の200点超えで初優勝「実感ないけど、うれしい」

[ 2015年11月28日 21:42 ]

初の200点超えで初優勝と初のファイナル進出を決めた宮原

フィギュアスケートGPシリーズ最終戦・NHK杯

(11月28日 長野・ビッグハット)
 小さな体を大きく使った華麗な演技で観客を魅了した。GPシリーズでは初めてSP首位で臨んだフリー。「最初は少し緊張した」と振り返った宮原知子だが、冒頭の3回転―2回転―2回転のコンビネーションジャンプを成功させると、その後も次々とジャンプを決め、コンビネーションスピン、ステップも含めてほぼノーミスで演技を終えた。

 得点はフリー、トータルともに自己ベストを更新。トータルでは目標としていた200点を超える203・11点をマーク。トータルで2位以下に約20点の大差をつけてGPシリーズ初優勝を決めた。

 「まだ全然、実感がないけど、すごくうれしいです。最後までうまくできてよかったです」

 あこがれの存在でもある浅田と同じ舞台。難度の高い構成に挑戦した浅田はジャンプの失敗で得点を伸ばせなかったが、「自分のできることをしっかりやりたいと思っていた」という宮原はSP、フリーともに抜群の安定感を見せて圧勝した。

 「最後のジャンプを降りた時に自分でもいい演技ができたと思い、何点でもいいと思った。目標だった200点を出せたので、これからもっと得点を伸ばせるように頑張ります」。ニューヒロインは初出場となるGPファイナルに視線を向けた。

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2015年11月28日のニュース