伊藤 8位で準決勝進出「五輪の2枠を持って帰りたい」

[ 2015年11月28日 05:30 ]

 トランポリン世界選手権第1日は26日にデンマーク・オーデンセで個人予選を行い、男子はロンドン五輪4位の伊藤正樹(東栄住宅)が108・730点で8位につけ、上位24人(各国・地域最大3人)による29日の準決勝へ進んだ。棟朝銀河(慶大)も11位で準決勝進出。北京、ロンドン両五輪代表の上山容弘(モンパルテ)は69位で予選敗退となった。女子は岸彩乃(金沢学院大ク)が21位、中野蘭菜(星稜ク)が22位、土井畑知里(日体大ク)が24位で準決勝に進出した。男女とも決勝へ進む8人(各国・地域最大2人)に入って国別の出場枠を獲得すれば、日本体操協会の選考基準でリオデジャネイロ五輪代表に決まる。

 ベテランが失敗する姿を目の当たりにした。「やりづらい雰囲気だった。チームのために次へつなげようと、気持ちを大きく持って演技したが、緊張感からか本来しないようなミスもした」と明かした。それでもエースの演技には責任感がにじんでいた。「個人的には点数はいまひとつ」と振り返るように、ベッド内の枠を外して減点もされたが、技は無難にこなし、8位で予選通過。「五輪の2枠を持って帰って、(代表2人が)いい意味で競い合っていきたい」と話した。

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2015年11月28日のニュース