女子7人制チーム最年長の兼松 五輪決めたら涙解禁!

[ 2015年11月28日 05:30 ]

タックルする兼松

 7人制ラグビーのリオデジャネイロ五輪アジア予選日本大会(28、29日、秩父宮)に出場する女子日本代表が27日、千葉県浦安市で会見を行い、登録メンバー12人を発表した。12人は優勝した香港大会(7、8日)から変更なし。チーム最年長の兼松由香(33=名古屋レディース)は「これまで(他の選手に)涙を見せるのを我慢してきた。五輪を決めたらみんなの前でうれし涙を流したい」と異例の号泣宣言?をした。

 12人の中で唯一の既婚者で子持ち。年間200日を超える代表活動のため、愛知県内にある実家に小2の長女・明日香ちゃん(8)を預け代表活動に参加している。最近、「私に会いたいと泣いていた娘が“五輪(出場権)を獲るまでは会うのを我慢する”と言ったと母から聞いた」と言い、晴れて五輪出場を決めたら、観戦予定の明日香ちゃんの首にメダルをかけてあげるつもりだ。

 高校時代はソフトボールで国体に出場し、大学からラグビーに転向。右膝3回、左膝1回、左肩1回と手術歴も多いベテランは「泥くさく体を張り、小さなプレーをコツコツやりたい」とチームへの貢献を誓った。

 ▽五輪への道 アジア予選は6カ国が参加し、香港、日本の2大会のランキングポイントが最も多い1チームが五輪出場権を獲得。1大会ごとに1位から6点、5点の順に与えられ、香港大会で優勝した日本は現在6点で1位。2位でカザフスタン、3位で香港が追う。2チームが合計点で並んだ場合は(1)当該チーム同士の対戦で勝利数の多いチーム(2)当該チーム同士の試合の総得失点差の順に順位を決定。2~4位チームは来年6月までに行われる世界最終予選への出場権が与えられる。

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2015年11月28日のニュース