小塚、今季GP初戦9位も「戦う気持ちを取り戻せたのは収穫」

[ 2015年11月22日 05:30 ]

男子フリーで演技する小塚崇彦

フィギュアスケートGPシリーズ第5戦ロシア杯最終日

(11月21日 ロシア・モスクワ)
 男子はGP今季初戦でショートプログラム(SP)8位と出遅れた小塚崇彦(トヨタ自動車)はフリーで125・87点にとどまり、合計195・48点で9位に終わった。昨季世界選手権王者のハビエル・フェルナンデス(24=スペイン)が271・43点で今季のGP2連勝を果たし、12月のGPファイナル(バルセロナ)進出を決めた。

 小塚は本来の出来にはほど遠かったが、今季のGP初戦でフリーを滑り切った。「ジャンプのミスが多く点数は伸びなかったが、戦う気持ちを取り戻せたのは収穫」と安ど感をにじませた。左足関節腱しょう炎の影響で練習不足の不安はあった。だが午前の練習後に控室で「何とか体力を持たせよう」という消極的な気持ちを捨て、攻めの姿勢で最後まで滑った。次の舞台は全日本選手権。「1カ月、途切れずに練習して、完璧な演技を」と目標を掲げた。

 ▽男子 (1)ハビエル・フェルナンデス(スペイン)271・43点(SP86・99、フリー184・44)(2)ピトケエフ(ロシア)250・47点(87・54、162・93)(3)マイナー(米国)248・92点(85・36、163・56)(9)小塚崇彦(トヨタ自動車)195・48点(69・61、125・87)

続きを表示

2015年11月22日のニュース