白鵬、奇襲なし全勝キープ 日馬1敗守り13日目に直接対決へ

[ 2015年11月19日 17:55 ]

琴奨菊を寄り切る白鵬(手前)

大相撲九州場所12日目

(11月19日 福岡国際センター)
 大相撲九州場所12日目は19日、福岡国際センターで行われ、ただ一人全勝の横綱・白鵬は大関・琴奨菊を寄り切りで破り12連勝。単独トップを守った。1敗で追う横綱・日馬富士は大関・豪栄道を下し1敗をキープした。20日の13日目は白鵬と日馬富士の1差直接対決となった。

 10日目の栃煌山との一戦では2度の猫だましを繰り出し、協会幹部からは「前代未聞」などの苦言が挙がった白鵬だったが、この日は奇襲はなかった。

 立ち合いの間合いを嫌い「待った」を掛けるなど慎重な姿勢を見せ、あらためた立ち合いでは正面で琴奨菊とぶつかった。真っ向勝負で臨んだ白鵬は、上手をなかなかとれなかったが最後は上手を取り寄り切りで琴奨菊を下した。

 また、この勝利でことし66勝目を挙げ、自身の持つ最多記録を更新する9年連続9度目の年間最多勝が確定した。勝利数2位の大関照ノ富士は残り3日で全勝しても65勝にとどまる。

 2敗の松鳳山は旭秀鵬を上手投げで破り2敗を守った。

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