A・マリー、試合中に散髪「前髪が少し邪魔だったから切っただけ」

[ 2015年11月19日 03:33 ]

1次リーグB組でナダルに敗れたA・マリー(AP)

 試合中に選手が散髪!?男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナル第4日は18日、英国ロンドンのO2アリーナで行われ、シングルス1次リーグB組で世界ランキング2位のアンディ・マリー(28=英国)は、同5位のラファエル・ナダル(29=スペイン)と対戦した。

 ともに初戦を制した2人による一戦。開始直後の第1ゲームをA・マリーがブレークすると、次のゲームでナダルがすかさずブレークバック。緊迫感のある立ち上がりとなった。

 ところが、そのあとのコートチェンジの際にA・マリーが思わぬ行動に出た。ベンチに座って突然ハサミを持ち出し、何をするかと思えば前髪をじょきり!手早く“オンコート・ヘアカット”を済ませ、何事もなかったかのようにプレーを続けた。

 試合後の会見では当然そのことについて質問が飛んだが、繰り返し聞かれると苛立った様子で答えた。「どうしてそんなつまらないことがそんなに大事なんだ。前髪が少し邪魔だったから切っただけ。2秒ぐらいのもんだろう。この試合の結果とは何の関係もない」

 この日は第1サーブの確率が第1セットから45%と上がらず、第2セットは37%まで落ち込んだ。ナダルの強力なストロークを押しとどめることができないまま、4―6、1―6でストレート負け。試合中に前髪ならば手早く修正できても、プレーの方の修正は容易ではなかったようだ。

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2015年11月19日のニュース