国際体操連盟 白井の自動的五輪出場なし、種目別床金でも

[ 2015年11月1日 20:04 ]

 国際体操連盟(FIG)は10月31日、世界選手権の男子種目別床運動で優勝した白井健三(日体大)に、自動的には種目別でのリオデジャネイロ五輪出場権は与えられないとの見解を示した。白井が五輪代表になるためには、国内での代表選考会を勝ち抜く必要がある。

 リオ五輪に向けて設けられた規定は、種目別メダリストには個人資格で五輪出場権が与えられると定めている。ただ、団体出場枠を獲得した国・地域の選手に対しては、これが適用されないとする条項がある一方、五輪の団体メンバー5人とは別枠で出場権が与えられるとする矛盾した文章も記載されていた。

 FIGは当初、団体での出場枠獲得にかかわらず、種目別メダリストに出場権を与えると説明した。しかし、日本体操協会の広報担当者があらためて確認したところ、団体出場枠を得た国・地域の種目別メダリストは、個人出場権の対象にならないと訂正した。

 日本の男子は、五輪予選を兼ねた今大会で団体出場枠を獲得している。(共同)

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2015年11月1日のニュース