トップアスリート支える下着 マラソン靴下には驚きの素材

[ 2015年10月31日 10:20 ]

包帯パンツを手に取る野木社長

 通気性と伸縮性を兼ね備え、トップアスリートから絶大な支持を受けているパンツがある。ログイン株式会社が生み出した「包帯パンツ」だ。31日に放送されるTBS「バース・デイ」(後5・00~5・30、関東ローカル) で、同社の野木志郎社長の壮大な挑戦と夢を紹介する。

 名称通り、医療用の包帯をベースにした独自の編み方をしている「包帯パンツ」。包帯特有の広い網目のおかげで通気性に優れ、包帯だから伸縮性も抜群。汗対策が勝負を分けることもあるスポーツ選手の間で評判が広がり、17種目にも及ぶ競技の選手たちに愛用されている。

 累計販売枚数は100万枚を突破。その人気商品を生み出せた理由の1つは、野木氏の下着に対する情熱にある。「目が覚めた時から寝る時までずっとパンツのこと考えてます。晩飯食べてる時でも考えてるかな。極めたいんですよね、そこまで」というほど。かつては大手通販会社でサラリーマンをしていたが、02年、41歳の時に父が営む下着工場に転職。サッカーの日韓W杯に感動したことがきっかけで、スポーツ選手のためのパンツを作りたいと決意。1000枚を超えるパンツを買い込み、目隠しをしてもメーカーがわかるようになるほど履きこんだのだとか。

 今年、新たに開発に取り組んでいるのがマラソン用の靴下。休む間もなく走り続け、「汗の逃げ場が無い」マラソンという競技には吸水性と速乾性が肝要と考え、選んだ素材は業界初の驚くべきものだった。果たして野木氏が選んだ“新素材”とは?その出来栄えは?そして、野木氏が東京五輪へ向けて描く夢とは――。

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2015年10月31日のニュース