エース内村 悲願の団体金にも満足せず「内容が納得できない」

[ 2015年10月29日 06:20 ]

37年ぶりの優勝が決まった瞬間、喜びを爆発させる日本男子チーム(AP)

体操 世界選手権第6日

(10月28日 英国グラスゴー)
 最終種目の鉄棒で田中佑典(25)、そして内村航平(26)が相次いで落下。何とか逃げ切って37年ぶりの男子団体総合V。その瞬間は抱き合って喜びを爆発させたメンバーだが、エース内村の口からは反省の言葉が漏れた。

 「実際に(金メダルを)獲れたのはうれしいんですけど、内容は納得できないですね。最後の鉄棒で決めて獲りたかった」

 1種目目の床運動で好スタートを切ると、その後も大きなミスがなく、4種目を終えて首位。通常の演技さえできれば逃げ切れる展開だったが、最後の鉄棒で経験豊富な2人にまさかのミス。2位に躍進した地元・英国に0・473点差の勝利に手放しでは喜べなかった。

 「また課題ができてしまった。団体で勝ち慣れてないからなんでしょうね。来年までに佑典と一緒に頑張ります」と内村。来年のリオ五輪では完璧な形で勝利をつかんで見せる。

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2015年10月29日のニュース