体操ニッポン復活!日本男子、団体総合で37年ぶり金メダル!

[ 2015年10月29日 05:57 ]

男子団体決勝、平行棒の演技を終え、ガッツポーズする日本のエース内村(AP)

 体操の世界選手権は28日(日本時間29日)、英国グラスゴーで男子団体総合決勝が行われ、予選を1位で通過した日本が270・818点で、1978年のストラスブール大会以来37年ぶりの優勝を果たした。2位には地元・英国が入り、世界選手権初のメダルを獲得。中国は3位だった。

 日本は最初の種目の床運動でエースの内村航平(26=コナミスポーツクラブ)が15・800点、“ひねり王子”白井健三(19=日体大)が16・325点と高得点をマークする好スタートを切ると、続くあん馬では、初代表の萱和磨(18=順大)が内村を上回る15・400点をマーク。2種目を終えて同班のライバル中国を大きくリード。

 つり輪でやや差を詰められたものの、跳馬でも内村、白井が高得点を出し、4種目を終えて2位の米国と0・1点差ながらトップをキープ。得意とする平行棒で田中佑典(25=コナミスポーツクラブ)が落下するミスがあったものの、加藤凌平(22=順大)、そして内村が高スコアでカバー。2位の米国に1・832点差、3位の中国に2・093点差で迎えた最終種目の鉄棒で田中、内村が落下するアクシデントがあり、ヒヤリとさせられたものの、リードを守り抜き、悲願の頂点に立った。

 昨年の南寧大会ではわずか0・1点差で金メダルを逃した。その悔しさを胸に臨んだ大会で見事に中国の大会7連覇を阻止、来年のリオデジャネイロ五輪に向けて弾みをつけた。

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