W杯日本大会ロゴに自信「独創的で特有のもの…問題ない」

[ 2015年10月28日 18:58 ]

 ラグビーの国際統括団体ワールドラグビー(WR)のゴスパー最高経営責任者(CEO)は27日、日本のシンボルとして富士山と日の出をあしらった2019年ワールドカップ(W杯)日本大会のロゴマークについて「独創的で特有のものだと自信を持っている」と述べた。AP通信が報じた。

 スポーツ界では2020年東京五輪のエンブレムが白紙撤回される異例の事態が起きたばかりだが、同CEOは「これは既に形や字体の徹底的な調査を済ませたWRのロゴの変形版」と話し、楕円を斜めに切り取ったWRのマークを下地としたW杯の新ロゴが問題になる恐れはないとの姿勢を強調した。

 テーマは一体感。日本大会組織委の嶋津昭事務総長は「素晴らしいロゴ。格好いいと思う」と満足そうだった。一方でデザイン評論家の柏木博さんは「既存のデザインに、テンポラリー(一時的)な要素を組み合わせるのは、デザイン界ではよくある手法だ」と指摘。「富士山と日の出」のアイデアについても「あまりにもパターン化された『日本』の解釈で、ありきたりな印象だ」との感想を述べた。

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2015年10月28日のニュース