日本女子大健闘!団体総合3大会ぶりの5位 強心臓宮川「楽しかった」

[ 2015年10月28日 06:08 ]

女子団体総合決勝で演技する宮川紗江(AP)

体操の世界選手権は27日(日本時間28日)、女子団体総合決勝を行い6位で予選通過の日本は169・887をマークし、順位を一つ上げて2010年ロッテルダム大会以来3大会ぶりの5位という結果をつかみ取った。

 村上茉愛(19=日体大)、寺本明日香(19=中京大)が全4種目で演技、宮川紗江(16=セインツク)が跳馬と床運動の2種目、杉原愛子(16=大阪・梅花高)は段違い平行棒、湯元さくら(18=中京大)は平均台で演技。

 決勝は各種目3人の演技の合計がそのままチームの得点となるが、最初の種目の平均台で1番手の村上が落下する苦しいスタートとなった日本。初代表の宮川が出場の2種目でチームトップの高得点と活躍するなど踏ん張り、昨年の8位を上回る成績となった。

 キャプテンを務めた寺本は「目標にしていた5位を取れてとてもうれしい」と笑顔。村上も「(平行棒で落下の)ミスが出てしまったけれど、自分の役割は果たせた。他の国もミスが出ていたので、粘れば順位が出るんじゃないかなと思った」と力強く語れば、宮川からも「予選で1回戦って雰囲気がわかっていたので気楽にできた。楽しかった」と頼もしい言葉が飛び出していた。

 なお、181・338点を出した米国が3連覇を達成。2位に中国、地元英国が3位に入り、団体女子初のメダルを獲得した。

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2015年10月28日のニュース