サニブラウン、１００Ｍ準決勝を棄権「体調がよろしくない」

ジュニア男子１００メートルで準決勝を体調不良を理由に棄権したサニブラウン・ハキーム

　陸上の日本ジュニア・ユース選手権が愛知・パロマ瑞穂スタジアムで行われ、サニブラウン・ハキーム（１６＝城西高）がジュニア男子１００メートルに出場。予選は追い風０．４メートルの中、全体２位の１０秒４７で通過したものの、体調不良で準決勝を棄権した。

　１０日ほど前から胃腸炎を患っており、「あまり体調がよろしくないんで…」と話した。今季最終戦は不本意な結末になったが、世界ユースで１００＆２００メートルの２冠、世界選手権の２００メートルで準決勝進出など充実のシーズンを過ごした。「いい年だった」と振り返り、注目度が一気に高まったことについては「下手に悪いことはできない」と苦笑い。リオデジャネイロ五輪が開催される１６年に向け、「（日本選手権で）２冠できるよう頑張りたい」と気合を入れた。