羽生今季初戦飾る 4回転3度プログラム「収穫にもなり課題見つかった」

[ 2015年10月16日 11:20 ]

男子フリーで厳しい表情で演技する羽生結弦

 フィギュアスケートのオータム・クラシックは15日(日本時間16日)カナダのバリーで行われ、ショートプログラム(SP)で1位につけていたソチ五輪金メダリストの羽生結弦(ゆづる、20=ANA)が男子フリーで184・05点をマーク。合計277・19点となり今季初戦を優勝で飾った。

 フリーの曲は映画「陰陽師」の曲を使った「SEIMEI」。肩口と襟の部分に紫が映える和風の衣装で安倍晴明を熱演した。今回のプログラムには3度の4回転を盛り込んでおり、冒頭の4回転サルコウは成功。続く4回転トーループは手をつきながらこらえたが、中盤の4回転トーループで転倒。演技を終えると納得がいかないような表情で膝に手をついた。

 点数については「自分が思っていた以上に評価された」。3度の4回転を盛り込んだプログラムに「まだ4回転3つという構成でしっかり決められていないのがちょっと悔しい」としながら「初戦で試合勘もない中で、サルコウとトーループ、しっかり立てたことは1つの収穫にもなり、課題が見つかった試合かなとも思います」と振り返った。

 グランプリシリーズは第2戦のスケートカナダ(10月30日~11月1日、レスブリッジ)から参戦する予定。

 女子は今井遥(22=新潟県連盟)がフリーで2位の116・72点をマークし、合計174・89点で2位だった。

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