バブリンカ 楽天ジャパンOP初V!錦織破ったペアに完勝

[ 2015年10月12日 05:30 ]

優勝しトロフィーにキスをするバブリンカ

 男子テニスの楽天ジャパン・オープン最終日は11日、東京・有明コロシアムで行われ、シングルス決勝で全仏オープン王者の第1シード、スタン・バブリンカ(スイス)がブノワ・ペア(フランス)に6―2、6―4で勝ち、初優勝した。今季4勝目となる通算11勝目で、賞金30万6200ドル(約3670万円)を獲得。ダブルス決勝はレイベン・クラッセン(南アフリカ)マルセル・メロ(ブラジル)組がフアンセバスティアン・カバル、ロベルト・ファラ組(コロンビア)を破って初制覇した。

 唐突な幕切れに、バブリンカの笑みには戸惑いもにじんだ。ペアの連続ミスで訪れたマッチポイントで、最後は相手のダブルフォールトで優勝が決まった。「彼は大親友で、いつか決勝でやろうと言い合っていた。それが実現したことが何よりうれしい」と健闘を称え合った。

 ツアー6度目の対戦。手の内は知り尽くしていた。コート後方から「あれこれできないように、とにかく強いボールを打った」という。距離を取った分、視野は広がり、ドロップショットにも難なく対応した。ツアーの決勝はこれで7連勝。30歳は「僕はもっとやれる」と飽くなき向上心をのぞかせた。

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