32歳・上田、大会初の4勝目「東京までしぶとく続けたい」

[ 2015年10月12日 05:30 ]

4度目の優勝を果たした女子の上田藍

 トライアスロン日本選手権東京港大会は11日、お台場海浜公園周辺で行われ、北京、ロンドンと五輪2大会連続出場の上田藍(31=シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)が1時間59分43秒で2年ぶりに制し、女子では大会史上初めての4勝目を飾った。男子は古谷純平(24=三井住友海上)が1時間49分49秒で初優勝した。

 大きくリードを広げても上田は最後まで力強い走りを見せた。「ずっとスイムの強化をしてきた」とスタートから練習の成果を発揮。4位で陸に上がりバイクでも順位をキープ。得意のランで独走しても「前に強豪選手がいる」と国際舞台をイメージしながら最後まで気を緩めることはなかった。

 沿道から多くの声援をもらったお台場は5年後の東京五輪の開催予定地。32歳になりながらも若手の壁となって国内トップに君臨する。「リオ五輪で終わらず、東京までしぶとく続けたい」と雨に濡れながらも元気いっぱいだった。

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2015年10月12日のニュース