タイガーの凋落ぶりにファルド氏「もうメジャー大会では勝てない」

[ 2015年10月8日 15:52 ]

タイガー・ウッズ選手 (AP)

 ゴルフのメジャー大会であるマスターズと全英オープンでそれぞれ3勝を挙げ、現在は解説者として活躍するニック・ファルド氏(58)が7日、9月に背中の手術を受けたタイガー・ウッズ(39)について悲観的な考えをメディアに対して述べた。

 ウッズは2014年に背中の手術をすでに一度行っているが、8月のトーナメント後に体への違和感を覚え、再度、背中にメスが入ることになった。これにより、年内はゴルファーとしての活動を見送ることとなり、本人は来年4月に開催されるマスターズ前の復帰を望んでいるという。

 米国ツアーでは歴代2位の通算79勝、メジャー大会でも同じく歴代2位の通算14勝と、かつては圧倒的な強さを誇ったウッズだが、メジャー大会の優勝は08年の全米オープン以来なく、トーナメント自体の優勝に関しても13年が最後となっている。

 12月には40歳になる満身創痍(そうい)のウッズをファルド氏は「もうメジャー大会に勝つことはないだろうね」とコメント。さらに「アマチュア時代を含めて20年間、すごいゴルフをしてきたけれど、ここ5年のウッズはすべてが変わってしまった」と、その凋(ちょう)落ぶりを嘆いた。

 さらにファルド氏は「ジョーダン・スピースやロリー・マキロイといった若手はもはやウッズを恐れていない」と述べたが、一方でそうした若手は全盛期のウッズのプレーにはまだまだ及ばないとの見解を示した。

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