白鵬左膝は「こらえ切れない痛み」休場に「ショックな部分ある」

[ 2015年9月15日 14:49 ]

精密検査を終え今場所休場する事を語った白鵬

 大相撲秋場所で初日から2連敗した横綱・白鵬(30=宮城野部屋)が15日、「左大腿四頭筋腱炎で4週間の加療を要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出し、3日目から休場することになった。精密検査後に報道陣に対応し、「万全な状態に比べ、こらえ切れないぐらいの痛みになった」と左膝の症状を語った。

 この日、都内で再検査を受けた白鵬は「左膝に炎症がありました。力が入らない状態ですので、休場ということになりました」と淡々と説明。左膝の状態は「そんきょの姿勢から立つ時に痛む」ほどで、「これでは(場所を)務めることができない」と判断したという。

 休場は大関時代の06年九州場所以来3度目で、07年名古屋場所の横綱昇進後は初めてとなるが「人間だから、そういうこともある。2日間でも土俵に立てて良かった。残り13日間出られず申し訳ない。休まずにやってきたのが唯一の長所だったのでショックな部分はある」と口にした。

 史上1位の横綱連続出場は722日で途切れた。同1位の連続2桁勝利と昭和以降2位の連続勝ち越しは、ともに51場所で終わった。3日目の対戦相手、碧山関は不戦勝。十両以上の休場者は横綱日馬富士関に続いて2人目で、3横綱のうち2人が休む事態となった。

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2015年9月15日のニュース