日本 イタリアに敗れ痛い2敗目…「NEXT4」柳田奮闘も

[ 2015年9月13日 21:06 ]

イタリアにストレート負けを喫し、悔しそうな表情を見せる永野(17)ら日本の選手たち

 リオデジャネイロ五輪の出場2枠を争うバレーボールのワールドカップ(W杯)男子大会第4日は12日、広島県立総合体育館などで行われ、世界ランキング20位の日本は同4位でロンドン五輪銅メダルのイタリアと対戦し、21―25、20―25、15―25で敗れ、痛い2敗目を喫した。

 日本は3勝2敗で勝ち点8。アルゼンチンにセット率で抜かれて順位も6位に落ち、、五輪圏内の2位・ポーランドと勝ち点6の差がついた。イタリアは4勝1敗で勝ち点を12に伸ばした。

 第1セットは、序盤は点差を広げられたが、次代を担う「NEXT4」の柳田将洋(23=サントリー)、石川祐希(19=中大)の活躍で中盤は競り合う展開に。だが、17―17とした後、リードを奪われセットを落とした。

 第2セットは序盤から競る展開に。4―4から柳田のサーブでこの試合初のリードを奪うなど、中盤まではリードを守ったものの、第1セットと同じ17―17からイタリアにリードを許し20―25で落とした。

 第3セットは2―2から7連続得点を許す苦しい展開。柳田の連続サービスエースなどで中盤粘ったものの、最後はイタリアのエース・ザイツェフ(26)の4連続サービスエースで押し切られた。

 日本はサーブなどでミスが多く、相手の高いブロックと巧みなサーブに苦しんだ。それでも、柳田はザイツェフの16点に次ぐ15点をマークするなど、存在をアピールした。

 米国はエジプトを下し5連勝の勝ち点15で首位、昨年の世界選手権覇者ポーランドはベネズエラを下して同14で2位。ロシアが同12で3位、イタリアが4位となっている。

 16日からの大阪ラウンドでは、日本はチュニジアと16日に、17日にベネズエラ、18日にイランと対戦する。

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