21歳大栄翔が唯一の新入幕に “年上の弟弟子”遠藤に負けん!

[ 2015年9月1日 05:30 ]

新入幕の大栄翔は番付表の名前を指差し笑顔

 日本相撲協会は8月31日、秋場所(9月13日初日、両国国技館)の新番付を発表し、21歳の大栄翔が唯一の新入幕を果たした。追手風部屋からは遠藤以来5人目で、今場所の幕内最年少。埼玉県草加市での会見では同部屋の人気力士に対抗心を燃やした。

 日大から鳴り物入りでデビューした遠藤より3歳下だが、自身は高卒だけに入門は1年以上も先。「自分の方が早く入ったのに(遠藤は)すぐ上がった。年齢とかは関係なく、自分が兄弟子なので悔しかった」と当時の心境を吐露した。

 もっとも、誰よりも稽古熱心な遠藤を見続け「もっと自分もやらないと」と刺激を受けてきた。最初は稽古場で全く通用しなかったが「最近はいい相撲になるので、強くなったと思う」と胸を張る。元大関・千代大海(現佐ノ山親方)のような気迫ある突き押し相撲が理想。「(遠藤に)やっと追いついた。これから」と“年上の弟弟子”を超えることを誓った。

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