日本が韓国にストレート勝ち!5連勝で2位浮上 次はセルビア

[ 2015年8月31日 21:02 ]

<日本・韓国>韓国にストレート勝ちして喜ぶ日本の選手たち

バレーボールW杯・女子大会 日本3―0韓国

(8月31日 宮城・仙台市体育館)
 リオデジャネイロ五輪出場権を懸けたバレーボールのワールドカップ(W杯)女子大会は31日、仙台市体育館(宮城)などで第7日が行われ、世界ランク4位の日本は同10位の韓国と対戦した。25―17、26―24、25―17でストレート勝ちし5連勝。通算6勝1敗で勝ち点を「18」に積み上げ2位に浮上した。首位のロシアはセルビアにフルセットで敗れて初黒星を喫し首位から陥落。2位米国が首位に立った。

 日本はアジア最大のライバル、韓国と激突。ロンドン五輪の銅メダルマッチでも対戦した相手には最近5連勝しているが、“100年に1人の逸材”と言われる世界的なエース・金軟景(キム・ヨンギョン)を擁する難敵を警戒した。試合前に古賀が「スタートからバンバン攻めたい」と話すなど、日本選手は並々ならぬ決意で臨んだ。

 第1セットは長岡、木村、古賀、島村、宮下、大竹が先発。序盤から宮下のサーブポイントなどで先行してリズムをつくった。日本がリードする展開も韓国は192センチの金軟景が強烈なバックアタックを決め盛り返す。だが19―16と徐々に詰められてきた日本はサウスポーエースの長岡のアタックなどで5連続ポイントを奪い、そのまま25―17で第1セットを先取した。

 第2セットは壮絶な点の取り合い。12―12からは3連続ポイントを許すも、日本は点差を縮めていき大竹のサーブで18―18と追いつく。そして山口のブロックで逆転した。粘る韓国に再びリードを許すが、24―24のデュースからエース木村のアタックなどで連続ポイントを挙げ韓国を振り切った。

 第3セットは序盤から古賀や木村のアタックでポイントを稼ぎ韓国との差を広げた。中盤以降は長岡のサーブポイントとバックアタック、そして山口のブロック&アタックなどで効果的に加点。終盤韓国の攻撃に耐えて25―17でストレート勝ちを決めた。日本は勝敗と勝ち点、セット率でロシアと並んだが、得点率で上回り2位に浮上した。

 日本は次戦9月1日にセルビアと対戦する。

 ▽リオデジャネイロ五輪への道 出場枠は12で、開催国のブラジルは決定している。W杯上位2チームが出場権を獲得。アジア、アフリカ、欧州、南米、北中米の各大陸予選の優勝国、16年5月の世界最終予選(東京体育館)で4カ国が決まる。アジア大陸予選は世界最終予選と兼ねて開催される。

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