松本 復活の金に「また一歩進めた」世界柔道、一夜明け会見

[ 2015年8月31日 15:41 ]

柔道の世界選手権終了から一夜明け、ポーズをとる(左から)大野将平、中村美里、永瀬貴規、松本薫、羽賀龍之介、梅木真美の個人戦金メダルを獲得した各選手

 柔道の世界選手権で個人戦金メダルを獲得した日本代表6人が大会終了から一夜明けた31日、カザフスタンのアスタナ市内で記者会見し、2012年ロンドン五輪以来の世界一となった女子57キロ級の松本薫(ベネシード)は「いろいろなものを克服しての金メダルは大きな意味がある。また一歩進めた」と喜んだ。

 日本勢が苦しんできた男子81キロ級で初制覇の永瀬貴規(筑波大)は「日本人でも勝てることを少し証明できた。でも本当の勝負はこれから」と話し、同100キロ級で初出場優勝の羽賀龍之介(旭化成)も「来年の五輪が勝負。いい結果を残せるように頑張る」と気を引き締めた。

 女子52キロ級で4年ぶり3度目の頂点に立った中村美里(三井住友海上)は「自分らしい柔道ができた。自信にもつながり、来年へ勢いがついた」と完全復活をにらんだ。帰国は9月1日の予定。

 ▼梅木真美(環太平洋大)の話(女子78キロ級で初出場優勝)今までやってきたことを出せた。一つ一つ集中できたことが結果につながった。まだまだこれから。来年に向けてしっかりと気を引き締め、強豪に勝つために練習していきたい。

 ▼大野将平(旭化成)の話(男子73キロ級で2度目の優勝)今回は楽な試合は一つもなく、我慢の連続だった。全ての勝ちも負けも来年につながる。五輪の代表争いも気が抜けないので、自分の柔道を貫いていく。(共同)

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2015年8月31日のニュース