【世界陸上総括】目標遠く及ばず 少ない収穫にサニブラウン

[ 2015年8月31日 08:46 ]

男子200メートルで予選通過したサニブラウン・ハキーム

世界陸上最終日

(8月30日 中国・北京 国家体育場)
 目標のメダル2、入賞6に遠く及ばない、銅メダル1、入賞2と低迷した。前回の銅メダル1、入賞7を下回り、惨敗の印象は否めなかった。日本代表・原田康弘監督は大会を総括し「国民の期待されている部分で大変申し訳ないと感じている」と、表情を曇らせた。自己記録に及ばない成績ばかりで、調整方法に課題が残った。「個々のレベルを上げてどの大会でも結果を出す強さが必要」とリオ五輪までに地力強化を唱えた。

 少ない収穫の一つが男子200メートルで16歳のサニブラウン・ハキーム(東京・城西高)が予選を突破して将来性を示したことだが、中国が男子400メートルリレーでアジア勢最高の銀メダルを獲得するなど躍進が目立ったのとは対照的。原田監督は「海外の試合を多く経験させている」と危機感を隠さなかった。

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2015年8月31日のニュース