錦織“準Vチーム”で雪辱だ 昨年と同ホテル&スタッフで挑戦

[ 2015年8月31日 05:30 ]

全米オープンの開幕を前に練習する錦織

 テニスの4大大会の最終戦、全米オープンが31日(日本時間1日未明)にニューヨークで開幕する。昨年準優勝で第4シードの錦織圭(25=日清食品)の1回戦は大会第1日の第1試合(11時開始、日本時間1日午前0時)に会場で2番目に大きいショーコートの「ルイ・アームストロング・スタジアム」で行うことが決まった。世界ランク41位のブノワ・ペア(26=フランス)と対戦する。

 初制覇へ“準優勝シフト”で挑む。29日に大会主催の記者会見に出席した錦織は「シティ・オープン、ロジャーズ杯と良いプレーができた。テニスの内容も良く、とても自信がある」と意気込みを語った。昨年の全米オープン準優勝から飛躍を遂げ、今年は自己最高の第4シードでニューヨークの舞台に立つ。「昨年は特に良い成績が残せた。昨年と同じホテル、同じチームで挑み、同じ準備をして、コート上で良いテニスをすることが大切」。“チーム圭”での雪辱を狙う。

 初戦で顔を合わせるペアとは31日の第1試合にスケジュールが組まれた。対戦成績は2戦2勝ながら、「サーブが良くて、バックハンドはトップ5くらいの実力がある」と警戒する相手でもある。しかし、今季の錦織は6月のゲリー・ウェバー・オープン決勝で棄権した以外では世界ランク30位以下に負けなし。「トップ10には自分の調子だけで勝負はつかないところもあるが、世界20、30位には集中すれば勝つ自信はある」とサラリ。トップ10を維持する重圧も、この1年でなくなったという。「1回戦を集中して楽しみたい」。名実ともにトッププレーヤーの仲間入りをした日本のエースの戦いが始まる。

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2015年8月31日のニュース