サオリン 韓国との大一番見据え「ボールつないでいいバレーを」

[ 2015年8月30日 21:38 ]

<日本・ペルー>第3セット、スパイクを放つ木村

バレーボールW杯女子大会第6日 ○日本3―0ペルー●

(8月30日 仙台市体育館)
 勝利はもちろん、1セットでも落とせば4位の中国と順位が入れ替わるという厳しい状況の中、日本がしっかりとストレート勝ち。3位をキープした。

 真鍋監督が「第1セットから先行していく」と見立てた通り、4-4から7連続ポイントを奪ってリードを広げると、その後も今大会のために重点的に強化したサーブで相手守備を翻ろう。第2セットこそ中盤まで一進一退の攻防となったが、それでも危なげなくストレートで完勝した。

 1試合、1セットも落とせない後半戦で絶好のスタート。主将の木村が「大事な試合になってくる」と指摘したように、次戦31日の韓国戦が大きなヤマ場になりそうだ。真鍋監督もこの日、全アタッカー陣をコートに送って準備を整えた。

 “100年に1人の逸材”と言われる絶対エースのキム・ヨンギョン擁する韓国は守備面でも定評がある。この日、サーブ、スパイクで存在感を見せた長岡は「日本のよさを大事にして一致団結して戦う」ときっぱり。木村も「きょう以上に、もっとボールをつないでいいバレーをしたい」と、ライバル国との一戦を見据えた。

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