31歳・伊藤舞、日本勢最高7位入賞 リオ五輪切符獲得

[ 2015年8月30日 11:00 ]

女子マラソン、序盤で力走する(左から)伊藤舞、前田彩里、重友梨佐

 陸上の世界選手権の女子マラソンは30日、中国・北京中心部からメーン会場の国家体育場にゴールする42・195キロのコースで行われ、伊藤舞(31=大塚製薬)が2時間29分48秒で日本勢最高の7位で入賞し、来年のリオデジャネイロ五輪代表に内定した。日本勢は10大会連続入賞となった。

 優勝は2時間27分35秒のマレ・ディババ(エチオピア)。11年大邱、13年モスクワ両大会に続き、男女マラソン初の3連覇を目指したエドナ・キプラガト(ケニア)は5位に入った。初出場の前田彩里(23=ダイハツ)は2時間31分46秒で13位、2012年ロンドン五輪代表の重友梨佐(28=天満屋)は2時間32分37秒で14位だった。

 日本勢3人は先頭集団でレースをスタート。5キロ過ぎで伊藤が、その後前田、重友も代わる代わる前に出て、30キロまで先頭集団を引っ張った。しかし33キロ過ぎでキプロプ、サムゴンのケニア勢が仕掛けてスパートをかけると、日本勢は6人の先頭集団から遅れて第2集団に。36キロ付近で伊藤は第2集団から抜け出して7位となり、そのままフィニッシュした。

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