サニブラウン外し“裏目”予選敗退 得意バトンパスで失敗

[ 2015年8月30日 05:30 ]

男子4×100Mリレー予選、決勝進出ならず、がっくりの藤光(右)らリレーメンバー

世界陸上第8日

(8月29日 中国・北京 国家体育場)
 男子400メートルリレーは安全策が裏目に出て予選落ちした。日本陸連・苅部男子短距離部長は、予定通り予選のアンカーに谷口を起用。バトンパスに不安があるサニブラウンを決勝に回したが、第3走者・長田からアンカー谷口につなぐところでバトンミスがあり、自動的に決勝進出が決まる3位のドイツとは0秒03差の4位。38秒60でタイム順でも拾われず、2大会ぶりに決勝を逃した。

 苅部部長は「予選は谷口で勝負。勝負を懸けるなら(決勝のアンカーで)ハキーム(サニブラウン)を使いたいと思っていた。実績を考えて安全に決勝に行くつもりだった」と嘆いた。第1走者に予定していたエース高瀬が右太腿裏痛で欠場。控えの長田が急きょ第3走者に入った。直前の合宿でも試したことのない走順で、谷口はスタートを切るタイミングが早過ぎるなど得意のバトンパスでの失敗が響いた。

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