松本薫 復活!5年ぶり2度目の金メダル「ロンドンの時より今の方が強い」

[ 2015年8月26日 21:28 ]

女子57キロ級決勝 ルーマニア選手を破り優勝し笑顔の松本薫

 柔道の世界選手権は26日、カザフスタンのアスタナで行われ、女子57キロ級でロンドン五輪金メダルの松本薫(ベネシード)が決勝で世界ランキング1位のコリナ・カプリイオリウ(29=ルーマニア)に優勢勝ちし、2010年東京大会以来5年ぶり2度目の優勝を飾った。今大会、52キロ級の中村美里(三井住友海上)に続き日本女子2個目の金メダルを獲得。

 奇しくも決勝の相手はロンドン五輪と同じカプリイオリウ。開始直後から足技を中心に攻め、2分25秒、小外刈りで技ありを奪った。

 松本はロンドン五輪で優勝した後の12年11月に右肘を手術。その後も苦戦続きで、昨年の世界選手権は2回戦で敗退した。「技の完成度が上がった。去年とは違う試合ができると確信している」と雪辱へ自信を示していた通り大舞台で復活。目標とする五輪2連覇へ弾みをつけた。

 ▼松本薫の話 やっとここ(表彰台の頂点)に立てた。リオ五輪でもう一度、一番高いところに立ちたいという意欲が湧いた。過去を引きずる自分よりも、ただ闘いにいく自分が大事だと気付いた。ロンドンの時より今の方が強い。

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