19歳古賀 W杯初陣でキラリ!日本 リオ切符へ白星発進

[ 2015年8月23日 05:30 ]

<日本・アルゼンチン>第2セット、スパイクを放つ古賀(中央)

バレーボールW杯第1日 日本25―16、25―19、25―12アルゼンチン

(8月22日 東京・国立代々木競技場)
 女子が開幕し、12年ロンドン五輪銅メダルで世界ランク4位の日本は、同14位のアルゼンチンに3―0で完勝した。W杯デビュー戦の古賀紗理那(19=NEC)がチーム最多14得点で貢献。今大会2位以内で得られる16年リオデジャネイロ五輪切符を目指し、23日はロシアと対戦する。

 チーム最年少、19歳の古賀がチーム最多14得点の活躍だ。五輪切符が懸かる大舞台。「緊張でドキドキした。平常心ぶりました。1点取れてから、いい流れでできた」。第1セット、3―3から初得点を刻むと、第2セットは11―7から4連続失点で同点にされた後に、スパイクでアルゼンチンの好ムードを断ち切った。その後、15―16とされたものの、古賀が挙げた16点目から6連続得点となり、試合を完全に支配。「ストレートで勝てたのは凄く良かった」と充実の汗を拭った。

 今大会に向けた練習では絶好調からは程遠かった。不安視していた中での好プレーに、真鍋監督は「きょうは良かったですね~。練習は力を抜いていたのかな」と笑う。23日は、ワールドグランプリで0―3と完敗した世界7位のロシアと激突。大会終盤に中国、米国と格上の対戦があるだけに、序盤で足踏みするわけにはいかない。「粘らないとロシアには勝てない。しっかり得点できるよう、冷静にプレーしていきたい」と古賀。19歳の得点力でリベンジした時、日本の勢いは加速する。

 ▽リオデジャネイロ五輪への道 出場枠は12で、開催国のブラジルは決定している。W杯上位2チームが出場権を獲得。アジア、アフリカ、欧州、南米、北中米の各大陸予選の優勝国、16年5月の世界最終予選(東京体育館)で4カ国が決まる。アジア大陸予選は世界最終予選と兼ねて開催される。

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2015年8月23日のニュース