05年&07年世陸 再検査28選手のドーピング判明

[ 2015年8月13日 05:30 ]

 国際陸連は11日、世界選手権の05年ヘルシンキ、07年大阪両大会で採取した検体を4月から最先端技術で再検査し、28選手、32件のドーピング違反が判明したと発表した。日本選手が含まれるかについては「現段階では不明」としている。選手名は法的手続き後に公表される見通しだが、大半が引退し、22日に開幕する世界選手権(北京)代表は含まれていないという。

 違反が確定すれば必要に応じてメダルを再配分する。世界反ドーピング機関(WADA)の新たな統一コード(規定)で検体の保存期間が8年から10年に延び、過去に検出できなかった薬物の摘発につながった。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の高橋建志事務局次長は「日本選手がいなければいいし、通知もないので静観する」と推移を見守る姿勢を示した。

続きを表示

2015年8月13日のニュース