「スポーツの力感じられる象徴に」パラ陸上・佐藤真海が訴え

[ 2015年7月30日 12:39 ]

パラリンピック陸上選手の佐藤真海(右)と握手する遠藤五輪相

 遠藤利明五輪相は30日、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場(東京都新宿区)をめぐり、パラリンピック陸上選手の佐藤真海と大臣室で会談した。佐藤は「(国立競技場は)観客が『スポーツの力』を感じられる象徴になる。誰もが行きやすい場所にしてほしい」と訴えた。

 政府が9月上旬までに策定する新たな整備計画に向け、遠藤氏がアスリートや有識者らから意見聴取する第1弾で、8月中旬にかけて実施する。

 佐藤は、障害者らに配慮した環境整備や選手の暑さ対策も要望。遠藤氏は「費用との兼ね合いを考えながら検討したい」と応じた。

 大会後に野球場への改築を求める意見が自民党で出ていることに関し、佐藤は「国立は聖地だ。それがなくなるのは考えにくい」と指摘した。

 佐藤は12年ロンドン大会まで3大会連続でパラリンピックに出場しており、20年東京大会の招致活動ではスピーチなどで活躍した。

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2015年7月30日のニュース