WTB山田、新妻の手紙でパワー注入 フィジー戦「負けない」

[ 2015年7月29日 05:30 ]

30日のフィジー戦に向け、練習でボールを前に運ぶラグビー日本代表の山田

 ラグビー日本代表は27日(日本時間28日)、トロント市内の公園でパシフィックネーションズ杯第3戦フィジー戦(同30日)に向けて、1時間30分の練習を行った。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチが「一番強い」と話す先発メンバーの中、26日が30歳の誕生日だったWTB山田章仁(パナソニック)は「フィジーは一人一人の能力が高いので負けないようにしたい」と意気込んだ。

 離日前には3月に結婚した新妻から手紙を渡された。「誕生日まで開けるなと言われて。“一緒に頑張っていきたい”と(書かれていた)」。アツアツな告白にCTB田村(NEC)から「恥ずかしっ」と冷やかされながらも、力をもらった様子だった。

 相手に不足もない。フィジーは指揮官も「今大会で一番力がある」と認める、世界ランキング10位の格上。対面も前回W杯で1トライを記録している1メートル91、109キロを誇るナポリオニ・ナラガだ。W杯に向けて格好の力試しで「ボールへの働きかけを積極的にやっていく」と宣言した。

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2015年7月29日のニュース