“金箔スプリンター”藤光「高校生に負けてられない」

[ 2015年7月25日 05:30 ]

欧州遠征から帰国した藤光

 “金箔(きんぱく)スプリンター”が怪物にライバル心を燃やした。陸上・世界選手権(8月、中国・北京)の男子短距離代表・藤光謙司(29=ゼンリン)が成田着の航空機で欧州遠征から帰国。世界ユース選手権200メートルでボルトの大会記録を更新する20秒34をマークした16歳のサニブラウン・ハキーム(東京・城西高)について「高校生に負けていられないし、負けちゃいけない」と話した。

 右上腕などに金箔テープを貼って6月の日本選手権同種目を制した藤光は、スイスの大会で日本歴代2位の20秒13を叩き出した。金箔テープは貼らなかったが、レース前に金粉をゴクリ。「直で飲みましたよ。サプリメントのように」。自己記録を0秒19も更新し「(世界選手権の)ファイナルや19秒台へいい感覚をつかめた」と笑った。

 この日で20年東京五輪まで5年。29歳でも進化を続ける陸上界屈指のイケメンは「5年後どうなっているか分からないけど、みんなと争える位置にいたいし、トップを引っ張る気持ちでやっていきたい」と夢舞台にも意欲十分だ。

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2015年7月25日のニュース