15歳宮川“金構成”で初世界へ弾み!20日全日本種目別選手権

[ 2015年6月19日 05:30 ]

練習を終え記者会見する宮川

 体操の世界選手権(10~11月、英グラスゴー)の代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権は20日、東京・国立代々木競技場で開幕する。

 女子は5人が既に代表に決定。今大会で最後の1枠を争うが、宮川紗江(15=セインツク)が事実上、初代表に決まっている。日本協会の選考基準で誰も今大会で宮川を上回ることができないからだ。ただ、そんなことは15歳にとっては関係ない。「意識しないで、課題にしていることをやり遂げたい」

 全日本選手権、NHK杯と得意の床運動、跳馬は全てトップ。今大会は床運動のDスコア(演技価値点)を、これまでより0.3点上げた6.5点の構成に初挑戦する。目標のEスコア(実施点)は9.0点で、目指す合計は15.500点。世界でも金メダルを狙えるハイスコアだ。

 速見コーチが「どんなきつい練習でも弱音を吐かない」という15歳は「高さや技の質を求めてやってきたので、そういうところを見てほしい」と気合十分。初の大舞台を見据え、あふれるポテンシャルを見せつける。

 ▼世界選手権の選考 男女とも枠は6。女子は全日本選手権とNHK杯の成績で杉原愛子ら5人が既に決定。残る1人は全日本、NHK杯、全日本種目別の各大会において各種目の成績に応じ与えられるポイントの合計で選出。宮川は既に18点で、2位以下の選手は全日本種目別で宮川を上回ることができない。男子は既に内村航平ら3人が決定。残る3人は3大会の成績から団体総合で最も得点が高くなるように選出する。

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