高瀬　日本選手権２冠意欲「記録より勝負こだわる」

　１２年ぶり偉業に挑む。陸上男子短距離の高瀬慧（２６＝富士通）が千葉県内で取材に応じ、日本選手権（２６日開幕、新潟）での１００＆２００メートルの２冠に意欲を見せた。

　「記録よりも勝負にこだわりたい」。男子短距離の２冠は０３年の末続慎吾以来となる。今季の高瀬は１００メートルで１０秒０９の日本歴代７位タイ、２００メートルで２０秒１４の同２位をマークし、ともに世界選手権（８月、北京）の参加標準記録を突破た。昨年の日本選手権１００メートルを制した桐生祥秀（１９＝東洋大）は右太腿裏肉離れで欠場が決定的。高瀬は「ちょっと残念。お互いベストで勝負したかった」と話した。