錦織に聞く 「中断がなければ、もっと早く負けていた」

[ 2015年6月4日 05:30 ]

試合中、観客席に落下したアルミパネル(AP)

全仏オープンテニス第10日

(6月2日 パリ・ローランギャロス)
 【錦織に聞く】

 ――第1、第2セットは本調子でなかった。

 「最初はほぼ風にやられたのと、自分の作戦も当てはまってなかった。中断するまでは自分を見失っていた」 ――見失った原因は?

 「たぶん自分のやろうとしたことが全て悪い方にいった。彼にフォアを打たせすぎた。バックが弱点なのに狙っていかなかった。相手の嫌なところを突こうとせず、無理にポイントを取ろうと攻め急いだ」

 ――中断中はどう過ごしていた?

 「コーチから作戦のことや、できていないことを言われて我に返った。あれがなければもっと早く負けていたかも」

 ――アウェーの雰囲気は感じたか?

 「特にそんな感じはなかった。うるささはあったけど、あれだけやられるとツォンガもいい気分ではないと思う」

 ――全仏ベスト8の結果について。

 「初めてパリで良い成績を出せたのはいい経験になる。今年もクレーで良いテニスができて、結果も去年以上だった。そこまで落胆はしていない」

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2015年6月4日のニュース