手嶋が首位浮上! 中嶋以来29年ぶりのホスト優勝見えた!

[ 2015年5月31日 05:30 ]

15番、キャディーの三島さん(右)とグリーンのラインを読む手嶋

男子ゴルフツアー~全英への道~ミズノ・オープン第3日

(5月30日 岡山県笠岡市 JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部=7415ヤード、パー72)
 ホストプロの手嶋多一(46=ミズノ)がこの日のベストスコアを出して通算12アンダーの首位に浮上した。ハウスキャディーに助けられ、パット数は22で7バーディー、1ボギーの66。当時、ミズノ契約プロだった中嶋常幸(60)が優勝した1986年以来、29年ぶりのホストVを目指す。

 ホストの指名がピタリとはまった。ボギー発進の手嶋がパットを入れまくって66をマーク。「奇跡的なゴルフ。きょうに関してはパット。ラインが分からない時は本当に助かった」と今大会でタッグを組んで4度目のハウスキャディー、三島千春さん(49)に感謝した。

 初めてキャディーをしてもらった12年に5位。13年は偶然、バッグをかついでもらい「正直、得意じゃないコース」で19位と上々の成績を収められた。となれば、翌年からは数多いキャディーに見向きもせず、指名するのは当然だ。

 「自分の思っているラインと違う時が1ラウンドに3、4回ある」というほど、悩むグリーン上。開催コースでキャディー歴25年の三島さんに全てを託したこの日は、5番で5メートルを入れると、9番では8メートルをねじ込んだ。5連続バーディーで折り返すと、ショットもさえて16、17番は2メートル以内につけてバーディー。計22パットで首位に浮上した。

 大会主催のミズノとはプロになった1993年から契約を結ぶ。「頑張りたいのはやまやまだけど、優勝は狙ってできない。せめて全英には引っかかりたい」と上位4人に与えられる全英オープン出場を最低限のノルマとする。とはいえ、86年の中嶋以来のホストプロ優勝へ機運は高まっている。女神と手を合わせれば、29年ぶりのNo・1ホストが誕生するかもしれない。

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