浜松 逆転で4季ぶり3度目bj制覇、マーリーMVP

[ 2015年5月25日 05:30 ]

<浜松・秋田>3度目の優勝に大喜びする浜松の選手たち

 プロバスケットボールのターキッシュエアラインズbjリーグ14~15シーズンのプレーオフファイナルズ決勝が24日、東京・有明コロシアムであり、浜松(西地区3位)が71―69で秋田(東地区1位)を逆転で制し4季ぶり3度目の優勝を飾った。MVPは浜松のナイル・マーリー(32)に輝いた。3位決定戦は滋賀(西地区4位)が82―75で岩手(東地区2位)を下した。

 勝負どころで浜松が試合巧者ぶりを見せた。同点で迎えた第4Q残り25秒でタイムアウト。ラストアタックをこの日は本調子ではなかったチャーロにあえて託して2点シュートを成功させ、逃げ切り勝ちした。MVPは前日の地区決勝に続いて高い貢献を見せたマーリーが獲得。守備時の7リバウンドで要所を締めた立役者は「これまでも何度か有明の舞台に立ったが、これほどうれしかったことはない」と喜びを爆発させた。

 就任3季目で頂点に立った東野智弥ヘッドコーチも「最強ではなかったかもしれないが最高のチームです」と感極まった。米NBAサマーリーグや日本代表でもコーチ経験のある知将は世界を見据える。優勝後は「川淵会長に全てを任せていてはダメなんです」と選手や指導者のレベルアップの必要性を強く訴えた。新リーグへの過渡期にある日本バスケ界で、bjリーグが今季も意義深い足跡を残した。

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2015年5月25日のニュース