強行出場の遠藤 追手風部屋で2日連続15番

[ 2015年5月7日 05:30 ]

新十両の大翔丸と稽古する遠藤

 大相撲の春場所で左膝の前十字じん帯と半月板を損傷する大ケガを負いながら、夏場所(10日初日、両国国技館)への出場を決意した西前頭9枚目の遠藤(24=追手風部屋)が埼玉県草加市内の追手風部屋で稽古し、前日(5日)に続いて15番相撲を取った。

 この日は若い衆だけでなく、新十両の大翔丸とも対戦。大翔丸には押し切られる場面もあり、計10勝5敗だった。師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)は「見ての通りです。よくもないし(昨日から)変わったわけでもない。7、8割ぐらいで土俵に上がれればいい」と語った。

 遠藤は無言だったが、左膝にはテーピングも装具もなし。前十字じん帯を損傷すると、膝がぐらついて横の動きに弱くなりやすいため、ウオームアップでサイドステップを踏むなど、入念に感覚を確認していた。

続きを表示

2015年5月7日のニュース