日本 連敗7位終戦 残留圏には8P差 残り2戦で逆転残留だ

[ 2015年4月6日 05:30 ]

<日本・スコットランド>健闘したものの敗戦、厳しい表情でエンジンを組む7人制男子日本代表

7人制ラグビー セブンズワールドシリーズ第7戦 東京セブンズ2015最終日

(4月5日 秩父宮)
 日本はカップトーナメント準々決勝でフィジーに5―41で完敗し、続くプレートトーナメント準決勝はスコットランドに5―14で競り負け、7位で大会を終えた。シリーズへの残留争いでは、順位は降格圏の15位と変わらないものの、10ポイントを加算して14位のポルトガルに8ポイント差と接近。5月に控える残り2大会で、逆転残留を目指す。大会はイングランドが今シーズン初優勝を果たした。

 15年ぶりに8強進出した日本だが、順位を上げられずに大会を終えた。フィジー戦は守備が崩壊して大敗。瀬川智広ヘッドコーチが試合直後に「ジャージーのプライドもへったくれもない」とまで言葉を荒らげ、続くスコットランド戦は健闘はしたが勝ちきれなかった。

 1次リーグD組では、第6戦までの最上位国が6位のアルゼンチン。恵まれたとも言える組み合わせで、星のつぶし合いもあって、1勝1分け1敗ながらも8強入り。瀬川ヘッドコーチも「まだカップ戦(8強)にいつも行ける力はない」と冷静に現状の力量を分析した。

 もちろん成果もある。2月後半から熊谷、鹿児島と約1週間の合宿を2度行い、前週の香港大会は今大会とほぼ同じメンバーで戦った。トップリーグがシーズンオフとなり、招集できる選手の幅も広がった。世界の強豪は国代表でも一つのクラブチームのようにメンバーを固定し、強化を進める方法が主流。この1カ月半、日本も同様の形で強化したことが、8強という結果につながった。

 シリーズに残留すれば来年のリオデジャネイロ五輪へ向けても弾みになる。「絶対残留したい」とエースのレメキ。残り2大会に全てを懸ける。

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2015年4月6日のニュース