風の影響どれだけある?桐生9秒87、公認2mでも計算上は9秒96

[ 2015年3月30日 05:30 ]

陸上のテキサス・リレー男子100メートルで、追い風参考ながら9秒87をマークした桐生祥秀

陸上 テキサス・リレー

(3月28日 米テキサス州オースティン)
 桐生が出した9秒87の参考記録は、風速が記録に及ぼす影響を算出した専門家の研究データに当てはめると、公認される範囲ぎりぎりの追い風2.0メートルだった場合、9秒96で走った計算になる。

 無風の中、10秒00で走った場合、追い風3.3メートルでは0秒247速くなり追い風2.0メートルでは0秒161のアドバンテージが得られるという。桐生の今回を無風の条件に戻すと10秒12になり、追い風2.0メートルのアドバンテージを加味すると9秒96になる。桐生が13年に10秒01を出した際の追い風は0.9メートル。この時は追い風2.0メートルなら9秒93が出た計算になる。

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