僕は本当に特別なんだと…羽生 感謝「失敗は成功の元 気づけないこともある」

[ 2015年3月29日 16:22 ]

報道陣の取材に応じるフィギュアスケートの世界選手権で2位だった羽生結弦

 日本選手初の2連覇を狙ったフィギュアスケートの世界選手権で2位だった男子の羽生結弦(ANA)が一夜明けた29日、上海で取材に応じ「失敗は成功の元。失敗しないと気づけないこともある」と、けがなどアクシデント続きだった今季を前向きに捉えた。

 一番苦しかったことに、練習で他選手と激突した昨年11月の中国杯での負傷を挙げた。「僕は本当に特別なんだと思った」と復活を支えた周囲に感謝した。演技後半に4回転ジャンプを入れる構成は断念せざるを得なかったが、来季また挑戦する意向を示した。

 初出場で銀メダルを獲得した女子の宮原知子(大阪・関大高)は「一年一年上達しているかなと思う。3年後の五輪に向けていいスタートが切れた」と手応えを口にした。7位に終わった村上佳菜子(中京大)はジャンプの回転不足を修正できて「だいぶ進歩」と喜びつつ「来季もやるかどうかはまだ決めていない」と話した。

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2015年3月29日のニュース