日本、準々決勝進出へ崖っ縁 錦織温存、添田&内山奮闘も…

[ 2015年3月9日 05:30 ]

試合中、さえない表情の添田(左)、内山組(AP)

 男子テニスの国別対抗戦デ杯ワールドグループ1回戦・日本―カナダ第2日は7日、バンクーバーでダブルス1試合が行われ、添田豪(GODAITC)内山靖崇(北日本物産)組はダニエル・ネスター、バセク・ポシュピシル組に5―7、6―2、3―6、6―3、3―6で敗れ、日本は通算1勝2敗で後がなくなった。最終日の8日はシングルス2試合が行われ、世界ランキング4位の錦織圭(日清食品)が世界6位のミロシュ・ラオニッチと当たり、伊藤竜馬(北日本物産)がポシュピシルと対戦予定。3勝を挙げたチームが準々決勝に進出する。

 日本のペアは4大大会のダブルスで優勝経験がある2人と互角に戦った。錦織投入も考えたという植田監督だが、予定通りに添田と内山を起用。その期待に応える熱戦だったが、2時間58分のフルセットマッチで惜敗した。

 最終セットは3―4の第8ゲームで添田の第1サーブが入らず、0―40からダブルフォールトで痛恨のブレークを許した。善戦及ばなかった添田は「このスコアで負けても記録には負けしか残らない」と言い、内山は「勝つチャンスはあった。悔しい」と唇をかんだ。1敗もできない状況となった日本はシングルス2試合に命運を託す。

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2015年3月9日のニュース