錦織 フルセット制し2大会連続V王手!自己ベスト世界4位確定

[ 2015年2月28日 11:13 ]

メキシコ・オープン準決勝でアンダーソンと対戦した錦織(AP)

 テニスのメキシコ・オープンは27日(日本時間28日)、メキシコのアカプルコで行われ、男子シングルス準決勝で世界ランキング5位の第1シード、錦織圭(25=日清食品)は世界15位で第4シードのケビン・アンダーソン(28=南アフリカ)に6―2、3―6、6―3で勝ち決勝進出を決めた。

 錦織はこの勝利で世界ランキング自己最高の4位に浮上することになった。コンピューターによる現行制度では女子のクルム伊達公子(44=エステティックTBC)が95年にマークした順位に並んで日本勢最高となる。

 2週前に優勝したメンフィス・オープン決勝相手のアンダーソンに錦織は第1セット、ファーストサービスの確率が良く優位に戦いを進める。双方サービスキープ後の第3ゲームを錦織があっさりブレーク、長めのストロークが決まり、相手のミスも多く第7ゲームもブレーク、結局6―2で奪取した。

 第2セットは、アンダーソンの動きに切れが戻り始め、ファーストサービスの確率も向上、第6ゲームをジュースの末ブレーク。このままサービスキープし6―3で奪い返し最終セットにもつれ込んだ。錦織はサーブの入りが悪くなり、押し切られる形となった。

 最終セットは、第1ゲームをアンダーソンがジュースの末いきなりブレークすると、直後に錦織がブレークバック、第4ゲームも長いラリーの連続をものにして再びブレークしリードを広げた。この後はともにサービスキープし、第9ゲームを錦織が取って6―3で勝利を収めた。

 錦織は決勝でダビド・フェレール(スペイン)対ライアン・ハリソン(米国)の勝者と対戦する。

 ▼錦織圭の話 第2セットは相手が強くタフな試合になったが、最後は自分のプレーを取り戻せた。決勝は厳しい試合になるが頑張りたい。

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