羽生 連盟が直接状態チェックも 3・25開幕世界選へ危機感

[ 2015年2月20日 05:30 ]

1月に右足首を捻挫した羽生

 フィギュアスケート男子のソチ五輪金メダリストで、腹部手術を経て1月に練習を再開したものの同月末に右足首を捻挫した羽生結弦(ゆづる、20=ANA)について、日本連盟の小林芳子フィギュア強化部長は19日、「回復には向かっているが、大きな進展はない」と説明した。

 同強化部長は12日に「練習を控えていると聞いた」と話し、前日(18日)、この日と羽生サイドと連絡を取った結果、コンディションは横ばいであることが判明。現時点で本格的な練習は行っていないとみられる。拠点のカナダ・トロントに戻る時期も不透明。練習再開時期は未定ながら、強化サイドが国内滞在中の羽生の状態を直接チェックする可能性もある。

 昨年11月の中国杯の練習中に衝突して5カ所負傷。昨年末の全日本選手権後には「尿膜管遺残症」と診断され、腹部の手術を受けるなど今季は試練が続く。連覇がかかる世界選手権(中国・上海)は3月25日に開幕。カウントダウンは進むが、同強化部長は「辞退するとかは今のところ一切ない」と話した。

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2015年2月20日のニュース