NBA球宴 ウエストブルックMVP!歴代2位の41点マーク

[ 2015年2月17日 05:30 ]

NBAオールスターでMVPとなったウエストブルック (AP)

NBAオールスター 西軍163―158東軍

(2月15日 ニューヨーク)
 NBAオールスターゲームが15日、米ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われ、西軍が東軍を163―158で下した。MVPは1試合の得点でウィルト・チェンバレン(62年、当時ウォリアーズ)の42点に次ぐ歴代2位の41点をマークした西軍のラッセル・ウエストブルック(26=サンダー)が受賞した。

 MVPコールの中、残り1秒で得たフリースローをウエストブルックは2本とも確実に決めた。途中出場から前半だけで27得点すると、後半に入っても豪快なアリウープを叩き込むなどゴールに迫り続け、3点シュート5本を含む計16本のフィールドゴールを決めて41点。チェンバレンの歴代最高得点には1点及ばなかったが、文句なしのMVP獲得だ。「とても驚いている。ニューヨークでのMVPは神の恵みだ」。大寒波で氷点下18度まで冷え込んだニューヨークを熱くさせた男は謙虚に喜んだ。

 サンダーでは1メートル91の大型ポイントガード。だが、オールスターではカリーやポールにゲームメークを任せ、自慢のスピードを生かした攻撃に専念。故障上がりで10分の出場にとどまった昨季のMVPで得点王の、同僚デュラントの分まで大暴れした。サンダーは昨季は地区決勝まで進んだが、ケガ人の多い今季は現在プレーオフ圏外の9位と低空飛行が続く。ウエストブルックの活躍が後半戦で浮上を狙うチームに勢いを与えそうだ。

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